聖書の言葉を聴きながら

一緒に聖書を読んでみませんか

2018-01-01から1年間の記事一覧

ヨハネによる福音書 1:15〜18

2018年12月30日(日)主日礼拝 聖書箇所:ヨハネ 1:15〜18(口語訳) ヨハネは彼についてあかしをし、叫んで言った、「『わたしのあとに来るかたは、わたしよりもすぐれたかたである。わたしよりも先におられたからである』とわたしが言ったのは、この人の…

聖書通読のために 83

マタイによる福音書 10章 1~4節(聖書協会共同訳) 12弟子の名前が記されている。 ガリラヤの漁師、徴税人、熱心党、裏切り者。彼らには務めが託された。なぜ他の人ではなく、彼らが選ばれたのかは分からない。選びは、神の不思議な御心による。全員、十字架…

聖句による黙想 40

聖句による黙想 思い巡らす meditation meditado テモテへの手紙 二 2章 13節(聖書協会共同訳) 私たちが真実でなくても/この方は常に真実であられる。 時に教会では、一点の曇りもないような真実な信仰が語られ求められることがあるが、それは存在しない…

聖句で辿る聖書 93

レビ記1章 9節(聖書協会共同訳) これは焼き尽くすいけにえである。すなわち、主への火による献げ物、宥めの香りである。 この祭儀は古くから行われたもので(創世記 8:20)、奉献者の神に対するまったき献身を表すものであった。(『新共同訳聖書 聖書辞典…

ヨハネによる福音書 1:14

2018年12月23日(日)主日礼拝 聖書箇所:ヨハネ 1:14(口語訳) 神の言葉は出来事となります。 「神は「光あれ」と言われた。すると光があった」(創世記 1:3)。 また「わが口から出る言葉も、むなしくわたしに帰らない。わたしの喜ぶところのことをなし…

新しい聖書への要望と感謝

なぜ『新共同訳』の次が『聖書協会共同訳』なのだろう。人に説明するときに面倒くさい。『新』の次の新しいのが『新』でないなんて。当然こんなことは聖書協会でも議論された上で決まったのだろうが、どうにもしっくりこない。 訳については、文句を言うほど…

聖書通読のために 82

マタイによる福音書 9章 35~38節(聖書協会共同訳) 神は共に働く者を求めておられる。教える者、宣べ伝える者、癒やす者。 罪の世にあって、人は弱り果て、打ちひしがれている。主は民を憐れんでおられる。 しばしば牧師となる者が起こされるように、と語ら…

聖句による黙想 39

聖句による黙想 思い巡らす meditation meditado 申命記 4章 31節(聖書協会共同訳) あなたの神、主は憐れみ深い神であり、あなたを見捨てることも、あなたを滅ぼすことも、先祖に誓われた契約を忘れることもないからである。 信仰生活の中でがっかりするこ…

新しい聖書

聖書(聖書協会共同訳)が届いた。帯には「31年ぶり、0から翻訳」とある。新共同訳が出たのが神学校在学中だったから、確かにそのぐらい経つ。聖書協会では、30年に一度改訂をする予定で翻訳作業を進めているらしい。今から30年、読み続ける聖書になるのだ…

ヨハネによる福音書 1:9〜13

2018年12月19日(水)祈り会聖書箇所:ヨハネによる福音書 1章 9~13節(新共同訳) 人はその一生をどこから来てどこへ行くのか知りません。まるで闇の中を歩いているようです。 しかし神は、そんなわたしたちに人生を照らすまことの光を与えてくださいまし…

聖句で辿る聖書 92

出エジプト記40章 36~37節(新共同訳) 雲が幕屋を離れて昇ると、イスラエルの人々は出発した。旅路にあるときはいつもそうした。雲が離れて昇らないときは、離れて昇る日まで、彼らは出発しなかった。 神が進まれるときに進み、神が留まられるときには留ま…

イザヤ書 60:1〜9

2018年12月16日(日)主日礼拝聖書箇所:イザヤ書 60章1~9節(口語訳) 預言者は、バビロン捕囚から解放されたエルサレムの民に向かって語ります。 「起きよ、光を放て。あなたの光が臨み、主の栄光があなたの上にのぼったから」。 彼らの目の前にあるのは…

イザヤ書 55:1〜13

2018年12月12日(水)祈り会聖書箇所:イザヤ書 55章1~13節(新共同訳) 1, 2節の「水」「穀物」「ぶどう酒」「乳」「良いもの」は、神の言葉を指しています。 神に依り頼み、神と共に生きることを忘れたイスラエルは、国が滅びるという事態にまで至りまし…

イザヤ書 52:1〜12

2018年12月9日(日) 主日礼拝聖書箇所:イザヤ書 52章1~12節(口語訳) 「さめよ、さめよ、力を着よ」。 預言者は眠りまどろむ神の民に向かって、目覚めるように語りかけます。 民は、60年にわたる捕囚に慣れてしまい、神が御業をなさることを期待しなくな…

イザヤ書 40:1〜11

2018年12月2日(日)主日礼拝 聖書箇所:イザヤ 40:1〜11(口語訳) イスラエルの王国時代の後期、神は悔い改めのメッセージを伝えるため、多くの預言者を立てられました。狭い意味での預言者は、書名に名前が記されている預言者たち(イザヤ、エレミヤ、ホ…

ヨハネによる福音書 1:6〜8

2018年11月25日(日)主日礼拝 聖書箇所:ヨハネ 1:6〜8(口語訳) 「ここにひとりの人があって、神からつかわされていた。その名をヨハネと言った」。 このヨハネは、他の福音書ではバプテスマのヨハネと言われる人物です。この福音書では「バプテスマのヨ…

聖書通読のために 81

マタイによる福音書 9章 32~34節(新共同訳) 悪霊に取り憑かれて口の利けない人の癒やしの記事である。しかし、癒やしそのものよりも、群衆が「こんなことは、今までイスラエルで起こったためしがない」と驚き、ファリサイ派の人たちが「あの男は悪霊の頭の…

聖句による黙想 38

聖句による黙想 思い巡らす meditation meditado ローマの信徒への手紙 5章 8節(新共同訳) しかし、わたしたちがまだ罪人であったとき、キリストがわたしたちのために死んでくださったことにより、神はわたしたちに対する愛を示されました。 キリストが十…

聖句で辿る聖書 91

出エジプト記34章 10節(新共同訳) 主は言われた。「見よ、わたしは契約を結ぶ。・・あなたと共にいるこの民は皆、主の業を見るであろう。・・」 よろめく信仰のわたしたちのために、真実な神が契約を結んでくださる。何ものにも囚われない神が、自ら契約の…

ヨハネによる福音書 1:1〜5

2018年11月11日(日)主日礼拝 聖書箇所:ヨハネ 1:1〜5(口語訳) 「初めに言があった」。 旧約に親しんでいる人であれば、創世記の「神は『光あれ』と言われた」(創世記 1:3)という言葉を思い起こすでしょう。 「言は神と共にあった。言は神であった。…

聖書通読のために 80

マタイによる福音書 9章 27~31節(新共同訳) 目が見えるようになること、それこそが二人の盲人の切なる願い。ダビデの子イエスが自分たちを憐れんでくれるなら、その願いは叶うと二人は信じている。 ダビデの子とは、救い主を指す称号である。参照:サムエ…

聖句による黙想 37

聖句による黙想 思い巡らす meditation meditado ルカによる福音書 5章 32節(新共同訳) わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招いて悔い改めさせるためである。 わたしたちが招待状を用意するとき、一人ひとりを思い浮かべながら用意しま…

聖句で辿る聖書 90

出エジプト記34章 9節(新共同訳) 主よ、もし御好意を示してくださいますならば、主よ、わたしたちの中にあって進んでください。確かにかたくなな民ですが、わたしたちの罪と過ちを赦し、わたしたちをあなたの嗣業として受け入れてください。 神と共に歩む…

聖書通読のために 79

マタイによる福音書 9章 20~22節(新共同訳) 「あなたの信仰があなたを救った」不可解な言葉である。 この女性の「服に触れさえすれば」というのは、わたしには御利益信仰にしか思えない。彼女は病気が治ることを願っていたのであって、イエスに従っていこ…

聖句による黙想 36

聖句による黙想 思い巡らす meditation meditado エレミヤ書 31章 3節(新共同訳) わたしは、とこしえの愛をもってあなたを愛し/変わることなく慈しみを注ぐ。 神の言葉に対して、人は問い続ける。「果たしてそうだろうか」と。聖書が神の言葉だと語られ続…

聖句で辿る聖書 89

出エジプト記33章 16節(新共同訳) 一体何によって、わたしとあなたの民に御好意を示してくださることが分かるでしょうか。あなたがわたしたちと共に行ってくださることによってではありませんか。そうすれば、わたしとあなたの民は、地上のすべての民と異…

ルカによる福音書 24:50〜53

2018年10月14日(日)主日礼拝 聖書箇所:ルカ 24:50〜53(口語訳) ルカは、キリストの昇天で福音書を閉じます。 実は、キリストの昇天に関しては、ルカが一番関心を持っています。 マルコ福音書の最後のまとめのところで「主イエスは彼らに語り終ってから…

ローマ人への手紙 7:1〜6

2018年10月21日(日)主日礼拝 聖書箇所:ローマ 7:1〜6(口語訳) 「それとも、兄弟たちよ。あなたがたは知らないのか」。 信仰生活の中で既に知っているべき大切なことを語るのに、パウロは「あなたがたは知らないのか」と言います。既に 6:3、6:16 と2…

聖句で辿る聖書 88

出エジプト記33章 15節(新共同訳) モーセは主に言った。「もし、あなた御自身が行ってくださらないのなら、わたしたちをここから上らせないでください」。 「神と共に歩む(生きる)」これが聖書の示す救いである。主が共におられることが、神の民の願いで…

ルカによる福音書 24:44〜49

2018年10月14日(日)主日礼拝 聖書箇所:ルカ 24:44〜49(口語訳) 復活されたイエスがシモン(ペテロ)やエマオに向かった二人に弟子に現れたと弟子たちが大騒ぎしていると、突然イエスが彼らの中に現れ「やすかれ」と言われました。弟子たちは霊を見てい…