聖書通読のために 01
思い巡らす meditation meditado
神の思いに心を向けるために
マタイによる福音書 1:1〜6a(新共同訳)
マタイによる福音書は、ユダヤ人に向けて編纂された福音書だと言われている。
そのためかこの系図は、ルカによる福音書にある系図とは違っている。イスラエルの父祖アブラハムから始まる。
けれど、この福音書は聖書(神の言葉)として認められ、すべての人のための神の言葉とされた。
アブラハム、イサク、ヤコブの生涯については創世記に記されている。結構長いので、読むのが難しい人は、聖書物語で読んでみよう。
この系図には、女性の名前も出てくる。
タマル(3節)、ラハブ(5節)、ルツ(5節)
タマルは、義父ユダによって子どもを得た。創世記38章。
ラハブは、エリコの町の遊女。イスラエルの斥候をかくまった。ヨシュア記2章。
ルツは、ルツ記の主人公。
立派な家系を示そうとしているのではなく、旧約に記されている神の民の歩みを担っていることを証しする家系であることを示している。
喜びあれ(マタイ 28:9 岩波版)