聖書通読のために 91
マタイによる福音書 10章 34~36節(聖書協会共同訳)
イエスに従うと、敵対が生じる。イエスに従うことを良としない罪が現れてくるからである。
罪は神ではないものに力を与える。神を中心に、共に神に従うのではなく、自分を中心に自分に従うことを求める。何もない時にはイエスに従っていても構わないが、自分に従うべきだと思っている時に従わないことを許さない。批判することさえ非難される。しばしば「非国民」「反日」といったレッテルが貼られ、存在そのものが悪とされてしまう。
しかし神以外のものは、ひとり子を遣わしてまで自ら痛みを負い、わたしたちを救い愛することはない。神の救いの御業、イエス キリストが神とそうではないものを区別する。救いは神にのみある。だから神に、イエス キリストに従うのである。
喜びあれ(マタイ 28:9 岩波版)