聖書の言葉を聴きながら

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しるしの福音書 〜ヨハネ福音書の理解と試み〜

山岡健『しるしの福音書ヨハネ福音書の理解と試み〜』(1986年、大森講座 I 、新教出版社)読了。

わたしが神学校に入学した年に出版された。著者は神学校の新約学の講師で、新約緒論を習った。
著者は40代で亡くなられた。
神学校の1年生で読んだが、理解できるだけの知識と関心がなかった。
今、2回目のヨハネによる福音書の説教をしている。
神学校を卒業して、30年目だが、マタイ、ヨハネ、マルコ、ルカと説教をして、ようやく2回目に入った。(もちろん福音書以外も説教した)
2回目の説教をするにあたり、もう一度読んだ。今度は内容が理解できたし、興味も持てた。
新共同訳聖書で、「しるし」という言葉が、ヨハネ17回、マタイ6回、マルコ5回、ルカ6回出てくる。ヨハネは他の福音書と比べて多く使われている。
本書は「しるし」という言葉に表れるヨハネによる福音書の特徴を教えてくれる。

5/12から新しい教会でヨハネ 2:23から説教を続けていくが、ヨハネによる福音書を通して神の御声を聞くのが楽しみである。