竹下節子『キリスト教は「宗教」ではない」(中公新書ラクレ)読了。
サブタイトルは「自由・平等・博愛の起源と普遍化への系譜」。
内容紹介には「本来、「生き方マニュアル」として誕生した教えは、受難と復活という特殊性から「信仰」を生み、「宗教」として制度化したことで成熟する。・・・近代に向かう中で「本来の教え」が普遍主義理念に昇華するまでの過程を、激動の世界史から解読する」とある。
キリスト教に限らず、教えが世俗化し、良識として受け入れられたものはいろいろあるだろう。生き方として受け入れられれば宗教でなくてもよいのか考えさせられる。