聖書の言葉を聴きながら

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聖書通読のために 59

マタイによる福音書 6章 33, 34節(新共同訳)

 

 人は未来に不安を抱く。不安要素があれば、それだけ不安も増す。イエスは「明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である」と言われる。そのためには、自分の人生を救いへ、神の国へと導かれる神を覚えなければならない。
 イエスは「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる」と教えられる。
 神の国とは、神のご支配のこと。神の義とは、神との正しい関係のこと。神との良い関係を保ち、神のご支配に留まろうとしていくとき、神が必要なものを備えてくださることを見る。アブラハム以来、神はそのようにしてご自分の民を導いてこられた。
 神の国と神の義に思いを向けよう。

 

喜びあれ(マタイ 28:9 岩波版)