聖書通読のために 58
マタイによる福音書 6章 25~32節(新共同訳)
「思い悩む」という言葉が何度も言われる。思い悩むには、不安と迷いが感じられる。人は、未来を知ることができない。そして、幸せな未来を得たいと思い悩む。
この思い悩みから自由になるには、神(天の父)があなたを心にかけ導いていてくださることを知らなくてはならない。「思い煩いは、何もかも神にお任せしなさい。神が、あなたがたのことを心にかけていてくださるからです」(1ペトロ 5:7)
命を造られた神は、造ったものと共に生きることを願っておられる。神の思いがわたしたち一人ひとりに向けられている。だから、思い悩むのではなく、神に祈り、神に委ねて生きるのである。
喜びあれ(マタイ 28:9 岩波版)