聖書通読のために 46
思い巡らす meditation meditado
神の思いに心を向けるために
マタイによる福音書 6:9(新共同訳)
主の祈りその2。
「天におられるわたしたちの父よ」
イエスは、神を父と呼ぶように示された。神とわたしたちとの関係は、父と子である。親子の関係は命のつながりである。わたしたちの命の源は、神である。わたしが存在している、生きている、その根源は神である。決して失われることのない絆である。
神のひとり子であるイエス キリストが救い主となってくださったので、キリストにつながれ結ばれたわたしたちは、神の子とされた。「あなたがたは皆、信仰により、キリスト・イエスに結ばれて神の子なのです。」(ガラテヤ 3:26)
わたしたちが何歳であろうと、すべての人に命の源である神がおられる。罪人であるわたしたちを愛し、救ってくださる父なる神がおられる。何という幸い。これは大きな慰めであり、希望である。
近年、フェミニズムの影響で「父なる神」ではなく「親なる神」「父母なる神」と呼ぶ方が良いという意見を聞く。わたしは、聖書によって神を示され、イエス キリストを救い主であると信じている。聖書が神を父として示しており、主の祈りに導かれてわたしは神を父と呼んでいる。「主よ、あなたはわたしたちの父です」(イザヤ 63:16)
喜びあれ(マタイ 28:9 岩波版)