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神学入門 01

神学 総論01

神学とは?

 神学(英 Theology)とは、キリスト教では、神についての学問である。神を学ぶ、とも言える。
 神学には、神学がなされる2つの場がある。信仰の場である「教会」と、学問の場である「大学」等である。
 大学等でなされる神学は、他の学問と同様に、知性と理性によってこの世の事柄としてなされる神学である。この世の学問として扱われる場合、神学に携わる者に信仰がなくとも学問することは可能である。
 教会でなされる神学は、宣教する内容が聖書に適っているかどうかを確認、検討する、宣教に仕える神学である。こちらは教会の務めを正しく行うための神学なので、携わる者には信仰は不可欠である。
 この2つの場でなされる神学はそれぞれ、この世の学問としての神学、教会の学としての神学である。
 この世の学問としての神学は、信仰がなくても可能だが、教会の学としての神学は、知性と理性、この世の学問の成果を全く無視して行うことはできない。これを無視して神学をすると、カルト的な信仰になってしまうと、わたしは考えている。
 わたしが日々なしている神学は、信仰と知性・理性を共に必要としている。

主は生きておられる(エレミヤ 4:2 新共同訳)