聖書通読のために 06
思い巡らす meditation meditado
神の思いに心を向けるために
マタイによる福音書 1:20, 21(新共同訳)
マリアの妊娠を知り、ひそかに離縁しようとしたヨセフ。
彼の夢に主の天使が現れて告げる。
「恐れず妻マリアを迎え入れなさい。マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。」
処女降誕と呼ばれる出来事であることが示される。
これを救い主誕生を示す神話的表現と理解する人もいる。神が御業をなされ、文字通り処女降誕が起こったと信じる人もいる。わたしはどちらでもよいと思っている。わたし自身は、若い頃は神話的表現だと理解していたし、いつ頃からか神の御業による処女降誕だと信じるようになった。
「マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。」
イエスという名は「神は救う」という意味の名だと言われる。何から救ってくださるのか。罪から救ってくださるのだ、と聖書は言っている。
喜びあれ(マタイ 28:9 岩波版)